結婚相談所に登録する人はどんな人だろうと思いながら、実際に行ってみたら、すごかったです。

男性のプロフィール欄の写真は、全体的に肌色。

禿げている人が多いのです。

真ん中から剥げている人、前からの人……と、禿げ方は様々ですが、結構な割合だったと思います。

血統的にそういった要素が少ないからか、私の周りにハゲはいません。

そのため、慣れていない分、私にはハゲの人に対する免疫がありませんでした。

どうしても気になって仕方がないのです。

結婚相談所のアドバイザーさんは、それぞれの男性の内面の良いところを強調されるのですが、それよりも私にとっては珍しい禿頭に私はついつい注目してしまうのでした。

どうしても、むき出しの頭皮に目がいってしまいます。

実際に面談をするときは「寒くないですか?」「熱くないですか?」とついつい声を掛けてしまう始末。

髪がないということは、冬は直接冷気が当たる。夏は直射日光が当たる。きっとダメージがある……と。

特に夏は過酷です。

禿げ頭がライチのように赤くなるのです。

心配でした。

次第に、なんとなく守ってあげなくてはいけないという気持ちが芽生えてきました。

女とは、そんなものなのかもしれません。

そして、ハゲにはいろいろなバリエーションがあることを知りました。

やがてそれは、私にとっては興味を通り越して、研究対象となっていったのです。

ハゲには系統があります。

髪質が細く、全体的に薄くなるひよこタイプ。

イケメンなのに結婚相談所に登録しているタイプはこちらです。

それから、髪質が荒くチリチリとしていて、ボリュームで隠そうとする往生際が悪い、セットでごまかすド●ルド・ト●ンプタイプ。

エアコンの風に揺れ乱れていく髪から目が離せません。

風が強い日は、待ち合わせに遅れたり、当日キャンセルになる場合がまれにあります。

次に、頭頂部から剥げていて、横の方だけ少し伸びてるカニ頭。

これは、歩くたびに弾むので見ていてかわいいです。

そして、最後に、ちょっと気を付けてほしいスキンヘッドタイプ。

一番プライドが高いという私調べの統計が出ています。

ハゲをなかったことにする、全剃り。

潔さを前面に出したい、あるいは、散髪に行くのが面倒だからと言う言い訳をして、若ハゲを隠したい……そんな思惑が見えます。

一番おすすめのハゲは、受け入れたハゲ。

何も施していない、ただ、禿ているだけのハゲ。

取り繕うこともなく、自虐に走ることもなく、禿ていることを知らないような素振りで生きているように見える、そんな悟りハゲタイプが一番結婚に向いていると思います。

自分の容姿にコンプレックスを強く持たない人は、相手の容姿にも厳しい条件を付けない傾向があるように感じます。

女性がハゲることは考えにくいですが、太ったり、しわが出来たり、たるんだり……見た目の変化があることには抗えません。

そのときに、どう受け入れる男性かどうかは、見極めたほうがいいポイントです。

結婚相手として適切かどうかを判断するときに、参考にしてみてはいかがでしょうか。

結婚相談所に来るタイプの男性は、たまたま出会いがなかった人かもしれません。

でも、大抵の場合、結婚に結び付くような交際の機会に恵まれなかった事情がある人です。

それが見た目だったり、仕事だったりと様々ですが、見た目だったら、傾向としてはハゲが多いということは覚えておいて損はないと思います。

最初は見慣れないハゲに驚き、動揺しても、いずれ慣れてくる場合があるようです。

チビ・デブ・ハゲの三点セットそろい踏みの強者もいます。

それでも、人として大切なことは他にあると思います。

結婚相談所は、そういったことを教えてくれる場でもあるのかもしれません。

私の場合は、田舎で少なかった出会いのチャンスを大きく広げてくれました。

全国のたくさんの人と出会えました。

言い換えれば、全国のハゲと出会えました。

とてもいい機会でした。

私が結婚したのは某地方都市のハゲでしたが、話が面白く、経済的にちゃんとしていて、魅力的に感じました。

「絶対無理」と思っても、やがてそれが愛おしくなる……人間とは、そんな曖昧な面を持つものだと私は思います。